星薬科大学トップページ  >  受賞情報 >  鳥越一宏講師(実務教育研究部門)が第9回日本緩和医療薬学会にて優秀発表賞を受賞しました。

受賞情報

鳥越一宏講師(実務教育研究部門)が第9回日本緩和医療薬学会にて優秀発表賞を受賞しました。

2015/11/26

第9回 日本緩和医療薬学会 優秀発表賞を受賞して

実務教育研究部門 鳥越 一宏

 平成27年10月3日 ~ 4日に横浜で開催されました第9回日本緩和医療薬学会におきまして、『オピオイドの副作用マネジメントに用いる抗精神病薬の薬理学的プロファイリング比較』という演題名で優秀発表賞を受賞いたしました。以下に受賞の対象となった研究内容の概略を紹介させていただきます。

 オピオイド鎮痛薬(医療用麻薬)の主な副作用である吐き気は食欲不振を招くのみならず薬を拒むことへとつながり、痛み治療の妨げとなることがあります。この対策として国内外のガイドラインではプロクロルペラジンなどの定型抗精神病薬が第一選択薬として位置付けられていますが、それ自身の副作用である錐体外路症状(薬剤性パーキンソン様症状)や、意欲の低下などが懸念され、さらにその対策薬が追加されてしまう事例も考えられます。

 そこで本研究では、薬理学的手法を用いてプロクロルペラジン、ブロナンセリン、オランザピンの薬理プロファイリング(制吐作用、消化管運動への影響、精神依存形成抑制作用、血糖変動、錐体外路症状)を対照群との比率をもとにレーダーチャートにプロットすることで比較し、より有効かつ安全な選択肢となり得る薬剤を探索しました。

 その結果、制吐作用ではブロナンセリンが優れており、錐体外路症状も軽度であることが示されました。また、ブロナンセリンは精神依存形成の抑制作用を示し、消化管運動および血糖値への影響は認められませんでした。これらの結果から、ブロナンセリンがプロクロルペラジンに変わる薬剤として、今後位置付けられることが期待されます。

 今後も、オピオイド鎮痛薬の適正使用を推進する根拠を基礎と臨床の双方から提示することをテーマとし、研究を遂行したいと考えています。最後になりますが、本研究の遂行にあたり多大なるご指導・ご助言を賜りました成田年 教授、鈴木勉 特任教授、櫻井正太郎 教授をはじめとした先生方に厚く御礼申し上げます。また、共同研究者の方々に心より感謝申し上げます。

星薬科大学イノベーションセンター薬剤師生涯学習支援室
国際交流・産学官連携国際交流・産学官連携
大学案内
デジタルパンフレット 星薬ガイド
デジタルパンフレット 薬学科
デジタルパンフレット 創薬化学科
公開講座
学会情報
情報開示
大学ポートレート
星薬科大学ビジョン2025-2035
データで見る星薬科大学
私立大学戦略的研究基盤形成支援事業
大学における医療人養成の在り方に関する調査研究委託事業
学術情報リポジトリ 「Stella」