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受賞情報

安藤祐介さん(微生物学教室 大学院研修生)が2016 Mogan Mountain International Summit on Green PharmaceuticalsにてStudent paper competition awards (Third Prize Winner)を受賞しました

2016/11/16

2016 Mogan Mountain International Summit on Green Pharmaceuticals  Student paper competition awards (Third Prize Winner)を受賞して

微生物学教室  安藤 祐介

 この度、本学と学術交流協定を締結しております浙江工業大学薬学院(中国)の国立研究所(CIGGP)において開催された国際シンポジウム、2016 Mogan Mountain International Summit on Green Pharmaceuticals(2016年11月3、4日:中国・浙江省)にて発表を行い、Student paper competition awardsのThird Prize Winnerを受賞いたしました。このような栄誉ある賞をいただき大変嬉しく思っております。受賞演題名は「Attenuation by platelets of macrophage inflammatory responses to bacterial endotoxin」です。以下に本研究の概要を紹介させていただきます。

 免疫応答は自己と非自己を見分け、非自己を排除するシステムですが、ときに過剰な応答により自らの身体をも攻撃の対象としてしまいます。全身性細菌感染による過剰な炎症応答を原因とする敗血症は、罹患者の3人に1人が亡くなり心筋梗塞や脳卒中より死亡率が高いとされています。血小板は、赤血球の次に多い血液細胞ですが、最近になって、血小板が減少した動物では、敗血症による臓器不全の悪化や死亡率の上昇が観察されることが報告されました。そこで、私たちは、病態に深く関わる免疫細胞であるマクロファージに与える血小板の影響について検討しました。

 検討の結果、以下のことが明らかとなりました。①血小板とともに培養したマクロファージは、微生物成分に対して応答しにくくなる。②このようなマクロファージの性質の変化には血小板との接触は必ずしも必須ではなく、血小板から放出される可溶性因子が重要である。③血小板由来可溶性因子は、マクロファージの炎症性メディエーター産生を抑制する遺伝子を発現させ、炎症応答を負に制御している。これらの結果は、生体内でのマクロファージの過剰な活性化を血小板が常に抑制している可能性を示唆しており,血小板の動態が免疫応答に多大な影響を及ぼすことが考えられます.今後、この因子の実体を解明することにより、敗血症発症の機序の解明、そして治療への応用を目指したいと考えております。

 最後に、本研究の遂行にあたり、多大なるご指導、ご鞭撻を賜りました微生物学教室 辻 勉 教授、奥 輝明 講師に深く感謝いたします。また、発表の機会を与えてくださいました田中 隆治 学長ならびに薬物治療学教室 亀井 淳三 教授に厚く御礼申し上げます。そして、ご協力くださいました築地 信 准教授をはじめとする微生物学教室の皆様に心より御礼申し上げます。

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