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哲学研究室(教室・研究室案内)

スタッフ

教授
重野 豊隆

『薬学のヒュ-マニズムを支える哲学』

 哲学とは自由な考え方を大切にする学問です。それは、世間の常識からそして自分にとって忘れがたい過去の体験からも一旦解放され、改めて柔軟に物事の始まりからその本質を論理的に追究する知的な態度のことです。それは薬学教育の中核のひとつをなす「ヒュ-マニズム」の根本精神にも通じています。この「ヒュ-マニズム」の精神においては、医療者としての倫理観や適切なコミュニケ-ションの仕方を含んだ、人間まるごとを捉まえることが大切です。

 薬の効果は、モノの科学的分析だけではなく患者さんが置かれている環境や人間関係にも深い関わり合いがあります。たとえば、有効な成分を含まない物質を「よく効く薬だよ」と言って飲んでもらうと、効いてしまうことがあります。この現象は一般に「偽薬(プラシーボ)効果」もしくは「プラセボ反応」と呼ばれています。本研究室では、この「プラセボ反応」を哲学的心身論の観点から幅広く研究しています。

 人の生命に深くかかわる薬学生にとって、哲学的に考えてみることは必ずや次の3つの意味で意義深いはずです。

 第1に、ある薬が特定の患者さんの良き-状態に本当に役に立っているのか、当の患者さんの価値観に照らし合わせて判断できるだけではなく、生命の尊厳という根本からも考え直せること、
 第2に、患者さんの多様な価値観を自分の過去の経験に捕らわれずに、自分とは異なったものとしてそのまま理解し受容できること、
 第3に、人の生命に対する自分の直観や感じ方を論理的な表現へと練り上げることで、他人と感情的な対立には陥らず、有益な意見交換ができること。

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