タイのバンコクに本拠を置き、1917年に設立された最古の国立総合大学としてタイ国内で最難関との呼び声も高いチュラロンコーン大学と本学は、国際学術交流協定の締結をきっかけとして、交換留学生を送り合っています。
本学の学生は、チュラロンコーン大学に通い、講義を受講し、時には薬局見学等も行いながら、実際に研究室の一員として、様々な国籍や背景を持つ学生たちと共にインターナショナルな環境で研究活動を行います。
タイと日本、異なる社会の教育制度のもとで育った学生たちが薬学を通じて交流する中で、薬学のグローバルな可能性を体感する機会が生まれています。
交換留学生も、本学の研究室に滞在し、様々な研究者と交流しつつ、研究活動を精力的に行うことで、グローバルな視野を持って活躍する研究者となることを目指します。
また、交換留学生が、本学で開催される国際交流イベントに参加し本学の学生や教職員と文化的な交流を通じて相互理解を深めていくことで、国際交流が活性化しています。
今回の留学で4つの研究室を体験しました。どの研究室で行われている実験も、私にとっては新鮮なものばかりで、たくさんの技術と知識を得ることができました。初めてやる実験も多く、時には共に研究を進める友人たちに迷惑をかける場面があり、悔しい思いもしました。けれど、そうした経験の中で国境を越えた友情を深められ、さらには帰国後にもっと勉強をして研究者を目指したいという新しい目標を持つことができました。もし、今回の留学に点数を付けるとすれば、私は10点満点中の10点をつけると思います。