教員紹介
研究室紹介
「食と環境」健康の増進と維持
「食と環境」健康の増進と維持
衛生化学とは、「病気にならないためにはどうすれば良いか」を基本とする予防薬学です。食事から摂取する栄養素や我々をとりまく環境因子の生体に及ぼす影響について研究を行っています。当然、予防といっても病態とは無縁ではありません。栄養素であるビタミンAやケトン体の教科書にものっていない新しいメカニズムを解明することによって、病態に対する次世代の治療薬と予防薬を創ることを目指しています。注目しているのはがんや生活習慣病に対する薬、脳神経や皮膚に作用する薬です。また、肥満や脳機能に影響を与える脂質代謝に関わる因子の新しい役割を解明する研究や、環境汚染因子により発生する活性酸素を除去する研究なども行っています。食・環境に着目した研究は人の健康と幸福に大いに貢献すると確信しています。