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基礎実習研究部門組織再生学

研究室紹介

論理的な思考・多角的な視点に基づいた問題解決能力の播種と醸成

論理的な思考・多角的な視点に基づいた問題解決能力の播種と醸成

 当部門は、カリキュラムポリシーに標榜する「科学的・論理的な思考能力を基礎として、問題を構造化し、解決する能力を備えた薬剤師を育成する」および「チーム医療や地域医療において、薬の専門家として活躍できる薬剤師を育成する」ために、研究現場や臨床現場で必要となる能力の基礎を学んでもらう『基礎実習』を担当する部門です。本部門では、主に1, 2年次の物理化学・化学・生化学それぞれの実習を通して、PDCAサイクルに基づいた問題解決のプロセスを繰り返し実践することで、低年次から論理的な思考に基づいた問題解決能力の基礎固めを行っています。また、本部門には物化生それぞれの実習を担当する専門性の高い教員が在籍しているばかりでなく、それらの教員が部門内で情報共有および連携することで実習をより横断的に運営し、特定の分野に縛られない多角的な視点の獲得を目指しています。
 本部門は3年次以降の学生の研究活動の指導を通して、低年次に身につけた問題解決能力のレベルアップを目指しています。研究テーマは『社会的ニーズの高い研究』に重きを置いています(下記参照)。前述の通り、本部門には様々なバックグランドや専門性を有した教員が在籍しているため、「有機合成化学」、「天然物化学」、「製剤学」、「薬理学」、「分子生物学」、「臨床化学」といった網羅的な研究手法をとることができる点が一般的な研究室にはない強みです。このような環境で研究を行う学生は、自然と多角的な視点で問題を捉え、論理的な思考に根差した問題解決を行えるようになっていきます。また、部門の教員は、学生が低年次に身につけたPDCAサイクルの回転を効率化・習慣化できるよう指導し、その問題解決能力を社会においても最大限に発揮できるように心がけています。
 以上のことを通して、基礎実習研究部門は本学がディプロマポリシーに掲げる「臨床の場において高い倫理観と高度な専門性を発揮できる薬剤師の養成」に貢献しています。

主な研究テーマ

主な研究テーマ

「血管や皮膚の弾性線維に着目したアンチエイジングと組織再生」
「弾性線維に特徴的な有機化合物の合成」
「天然物の多様性拡大抽出物の利用」
「褥瘡や消化器内科・呼吸器外科で求められている製剤の開発と薬理的な解析」
「アルコールの長期摂取による中枢神経への影響」

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