LABORATORIES

英語教育学

研究室紹介

進展するグローバル社会において、薬剤師・薬学研究者に求められる実践的な英語力と論理的思考を培う

進展するグローバル社会において、薬剤師・薬学研究者に求められる実践的な英語力と論理的思考を培う

 社会のグローバル化がますます進み、多くの情報が英語を介して得られる現代において、英語を学ぶことは薬剤師や薬学研究者にとって大変重要です。また、科学的思考力や速やかな問題解決に必要とされる論理的思考力を持つことは、薬学関連分野での活躍に繋がります。

 薬学研究者はもとより、薬剤師も現場で英語に触れる機会は多くなっています。医薬品に関する最新情報は、インターネット上でも日々英語で発信されていますし、薬情報(DI)の収集や検索、薬学に関する文献の理解や成果の公表において、英語力や論理的思考力は必要不可欠です。大学院入試でも英語は重要視され、製薬会社への就職においても高い英語運用能力と論理的思考力は有利とされます。多様な媒体を利用し、英語でのインプットを増やし、英語で何かを学ぶ姿勢を培いましょう。

 本研究室では、「薬学英語(成美堂)」や「薬学生のための英語会話(東京化学同人)」など、薬学部の学生に向けた教材の開発を、薬学教育に長く携わる他大学の教員と共にしてきました。また、効果的な英語教育や言語習得に関する研究や、論理的思考力向上支援による批判的思考力の養成とそれに伴う実践的英作文力の向上を可能とする統合的なリヴュー法を実現するための研究をしています。

 授業では、ネイティブスピーカーによるコミュニケーション能力の養成、視聴覚教材を利用したリスニング力の向上、幅広い分野の英文を読み書きするために必要な基礎知識の習得に加え、薬学の専門家として必須となる薬学領域の専門英語の基礎を修得し、実践的な英語運用能力を高めるようにしています。また、論理的思考力を養う訓練を行い、効果的な成果の発表を行えるように指導することにより、教養としての英語だけでなく、薬学の専門家としての将来に役立つ医療・薬学英語の教育をしています。

 薬学科2、3年生の「医療・薬学英語」、創薬科学科1、2年生の「総合英語」や3年生の「科学英語」の他、「キャリアプランゼミ」や教養科目の「教育学ゼミナール」も担当し、授業や大学院進学、留学、異文化についてなど、様々な質問や相談を学生が気軽にできるようにも心がけています。

 単に言語を習得させるだけでなく、国際的視野や感覚を学生が持ち、他者を理解し認め、互いに高め合えるような調整能力やコミュニケーション能力を備え、チーム医療を適切に遂行するために必要とされる人材の育成にも力を注いでいます。

TOPへ戻る TOP
研究実績 研究寄付 大学院 GRADUATE SCHOOL