LABORATORIES

生体分子薬理学

研究室紹介

病態を紐解き、より良い予防・治療を現場へ

病態を紐解き、より良い予防・治療を現場へ

 生体分子薬理学研究室では、以下の様な多岐にわたる研究テーマを掲げ、研究成果を、病気の予防・治療として患者に提案、還元することを目的に、研究活動を行っています。

主な研究テーマ

  • がん化学療法を含めた種々の薬物療法における副作用対策に関する研究
  • 腸内細菌を介した疾病予防・治療に関する研究
  • 水チャネル「アクアポリン」の新規機能の解析
  • 保湿剤や美白剤の開発を目指した化粧品素材の探索
  • 機能性食品や漢方薬・生薬の薬理作用の検討と薬物動態学的解析

 病態時には、生体において、種々の生理活性分子の発現や活性が変化することが知られています。これら生理活性分子に注目し、「なぜ、これらの分子が影響をうけるのか?」、「これらの分子に影響をあたえるのはどのような環境か?」、「それらの分子や環境をどのように改善(治療)すれば効率的か?」を紐解き、その要因の解明を行っています。また、これらの分子や病態に対する機能性食品や漢方薬の有効性の評価、ならびに、そのメカニズムを究明しています。私たちは、これらの知見を用いて、病態に対する新たな予防・治療戦略を提案し、これにより、健康な社会の構築ができると信じています。さらに、当研究室では企業との共同研究も積極的に実施し、化粧品を含めた新たな機能性素材の創成・探索も行い、特許の取得・研究成果の社会実装を目指しています。

 また、生体分子薬理学研究室では、研究活動を行っていくなかで、大学院生・学部生に学会参加および研究成果発表を精力的に行ってもらっています。これにより、学生たちは「問題解決能力」、「プレゼンテーション能力」を習得でき、これらを備えた人財の育成・輩出を行っています。

キーワード

抗がん剤の副作用、骨格筋、腸内細菌、アクアポリン、漢方薬

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