今回は、本学が世界に通用する質の高い研究を行うための取り組みをご紹介します。
創立者星一は、「一に人、二に人、三に人、万事人なり。」と人材の育成が大切であると説き、
本学の建学の精神を「本学は、薬学を通じて、世界に奉仕する人材育成の揺籃である。」としました。
星一の精神は、建学から112年経つ現在においても脈々と引き継がれております。
本学は今年度より「星薬の世界に響く研究」セミナーを開始しました。
これは、学長牛島俊和が企画・開催したもので、研究者(教員)が研究者に対し、自身が行っている研究を発表し、
様々な視点から相互にクリティカルな議論を交わすことで、研究室の垣根を越えて、
研究の質を改善・向上させようとするものです。
人材育成の揺籃とは、このような地道な努力から構築される礎のことを言い、研究の質が向上することで、
教育の質の向上につながり、そして学生皆さんに還元されていくわけです。
第1回
4月28日(金)18:00-19:00
葛巻 直子(薬理学研究室 准教授)
演題名:疾患特異的 iPS 細胞研究技術を応用したリバーストランスレーショナルニューロサイエンス研究
第2回
5月2日(火)18:00-19:00
山﨑 正博(衛生化学研究室 准教授)
演題名:「栄養素」としてのケトン体~余剰でも、非常でもなく、必要な物質としてのアプローチ
第3回
5月9日(火)17:00-18:00
酒井 寛泰 (生体分子薬理学研究室 准教授)
演題名:シスプラチンによる骨格筋萎縮に関与する分子機構の解明と治療/対策戦略の研究
第4回
5月12日(金)18:00-19:00
築地 信 (微生物学研究室 准教授)
演題名:免疫応答のQualityを評価するための抗原受容体レパトローム解析
第5回
5月29日(月)18:00-19:00
眞鍋 史乃(機能分子創成化学研究室 教授)
演題名:有機化学の矜持で生体高分子に挑む
第6回
6月6日(火)18:00-19:00
服部 喜之(分子薬剤学研究室 教授)
演題名:がん治療のための脂質ナノ粒子化RNA医薬品の開発
第7回
6月16日(金)18:00-19:00
清水 孝恒(病態生理学研究室 准教授)
演題名:骨肉腫悪性化の分子病態解明と薬物治療開発