先端生命科学研究所の大竹史明特任准教授、相馬(海保)愛特任助教は、公益財団法人東京都医学総合研究所 蛋白質代謝研究室の佐伯泰室長、田中啓二理事長らとの共同研究により、「ストレスとユビキチン化に依存したプロテアソームの液-液相分離」について英国科学誌「Nature」に発表しました。
液-液相分離は様々な細胞内現象を制御することが明らかとなりつつありますが、ユビキチン・プロテアソーム経路における役割は十分にわかっていませんでした。本研究では、浸透圧ストレス存在下でプロテアソームとユビキチン化基質が液-液相分離によって集合し、タンパク質分解が制御されることが明らかになりました。
<論文名>
Stress- and ubiquitylation-dependent phase separation of the proteasome
<発表雑誌>
英国科学誌「Nature」
DOI: 10.1038/s41586-020-1982-9
URL: https://www.nature.com/articles/s41586-020-1982-9