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研究
2020.08.27
大竹史明特任准教授(先端生命科学研究所)が「質量分析を用いたユビキチンコード解析法」について米国科学誌「Cell」姉妹紙「Trends in Biochemical Sciences」に発表しました。
ユビキチン化修飾は細胞の増殖分化制御やタンパク質の恒常性維持、感染制御など多彩な役割を担っています。本総説では、質量分析を用いたユビキチンコード解析法に関する最新の知見をまとめています。
<研究の詳細>
ユビキチン化修飾は生体に必須の翻訳後修飾であり、タンパク質分解のみならず、シグナル伝達やDNA修復など多様な経路を制御しています。ユビキチン化修飾系の破綻はがんや免疫疾患、神経変性疾患などの疾患に関与することがしられています。このようなユビキチン化修飾の機能的な多様性は、ユビキチンが連なった「ユビキチン鎖」の構造多様性に起因します。本総説では、ユビキチン化修飾を分子細胞レベルで解析するための最新のテクノロジーを概説しています。
<論文名>
Mass Spectrometry Technologies for Deciphering the Ubiquitin Code
<発表雑誌>
米国科学誌「Trends in Biochemical Sciences」
DOI: 10.1016/j.tibs.2020.04.008
URL: https://doi.org/10.1016/j.tibs.2020.04.008