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研究
2023.10.14

本学の大学院生2名が、日本学術振興会特別研究員(令和6年度)に採用が内定しました。

①益子智弥さん(博士課程2年 薬品製造化学研究室)
日本学術振興会特別研究員DC2 (令和6年度採用分) に採用が内定しました (採用期間:2024年4月1日から2026年3月31日)。
今回、採択された益子智弥さんの研究テーマは「立体化学制御に基づくチソミシン類の全合成研究と創薬展開を志向したアナログ創出」です。複雑な天然物であるチソミシン類が有する二種類の基本骨格を、合成中間体の立体化学制御により作り分ける方法論を提案し、標的天然物の網羅的な全合成と創薬研究への応用を目指します。

②秋月慶乃さん(修士課程2年 タンパク質分解創薬研究室)
日本学術振興会特別研究員DC1 (令和6年度採用分) に採用が内定しました (採用期間:2024年4月1日から2027年3月31日)。
今回、採択された秋月慶乃さんの研究テーマは「cIAP1分解における分岐型ユビキチン鎖の機能解明」です。細胞内の選択的なタンパク質分解を担うユビキチン化において、 分岐型ユビキチン鎖は高効率な分解誘導シグナルだと考えられていますが、その作用機序はよくわかっていません。この研究プロジェクトでは次世代型の創薬モダリティである標的タンパク質分解をモデル系に、 標的タンパク質であるcIAP1の分解が分岐型ユビキチン鎖によって制御されるメカニズムを明らかにします。

特別研究員制度は、我が国の優れた若手研究者に対して、自由な発想のもとに主体的に研究課題等を選びながら研究に専念する機会を与え、研究者の養成・確保を図る制度です。研究計画・研究業績・研究者としての能力や将来性等に関する審査のうえ採用者が決定され、採用者には研究奨励金と特別研究員奨励費 (研究費) が支給されます (令和5年度DC2採択率は18.5%、同DC1採択率は17.3%)。

日本学術振興会 HP : https://www.jsps.go.jp/j-pd/

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