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今理紗子特任講師(生体分子薬理学研究室)の研究が「朝日新聞」に掲載されました

2020/03/31

より自分に合うプロバイオティクスを

生体分子薬理学研究室
特任講師 今 理紗子

 近年、「腸内環境を整えると、健康維持に良い」ということが広く知られるようになりました。しかし、スーパーなどで販売されているヨーグルトなどのプロバイオティクスは、結局どれが一番効くのでしょうか。私は、それぞれの症状にあった、より自分に合うプロバイオティクスを選ぶための方法論を確立しようと日々研究をしています。

 研究を始めるにあたり、まず、腸内細菌が私たちの身体のなかで何をしているのかについて詳しく知る必要があります。しかし、その多くはほとんど解明されていません。私が注目したのは、人体に必ず備わっている誰もが持っているタンパク質「アクアポリン」です。アクアポリンは食事や生活習慣によって変化したり、その変化が病気の原因となる場合もあります。私は、腸内細菌とアクアポリンとの関係を調べることにより、腸内環境を整えるための具体的な方法が見つかるかもしれない、と考えました。とても奥深く複雑な研究ではありますが、最終的には、腸の健康状態を色でチェックできるような試薬を開発すること、その色に対応したプロバイオティクスを提案することを目指しています。

 最後になりましたが、本研究は公益財団法人ロッテ財団の助成を受けて行っているものです。また、本研究遂行にあたり、指導教員である亀井淳三教授をはじめ、生体分子薬理学研究室の皆様に厚く御礼申し上げます。

掲載紙:朝日新聞 朝刊5面
(ロッテ財団および朝日新聞社より転載の許可を得ております)
発行日:2020年3月27日(金)
掲載:ロッテグループが力を注ぐ社会貢献事業~優れた研究が未来をつくると信じて~

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