薬学を学ぶ者は、自然科学はもちろん、社会科学、人文科学といった幅広い分野の知識と深い理解力を身につけなくてはなりません。それは、薬学が人々の命を守る「生命の科学」だからであり、ヒューマニズムの精神に貫かれる学問だからです。
本学では、広い視野にたって総合的な判断が行える、自由でしなやかな精神を育てることを目標にして、授業科目を設定してきました。それは幅広い学問分野に接することで、それぞれ異なった視点や方法論、考え方を学び、そのことによって自らの専門分野自体をより深く位置づけることが可能となるからであります。
また、本学では、日本の薬学教育の一端を担ってきた伝統と実績に基づき、医療人としての薬剤師の育成と創薬を担う研究者の育成が、ともに次代の薬学の発展にとって欠かすことのできないものとして、薬学部の基に「薬学科(6年制)」と「創薬科学科(4年制)」の2つの学科を設置し、独自の教育を展開することで、薬学の進化・発展に貢献するスペシャリストの育成を目指しております。
なお、所属学科(薬学科と創薬科学科)は、原則として入学試験時に本人の志望により決められます。 |