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薬学教育6年制では、病院及び薬局における各11週の長期実務実習が義務付けられております。
この病院・薬局実務実習に先だって、学内では事前学習を行い、さらに薬学共用試験(CBT・OSCE)に合格した学生が、病院・薬局での実務実習に参加することが出来ることとなっております。
実務教育研究部門では、事前学習、薬学共用試験(OSCE)、実務実習の施設との調整等を担当しております。
なお、薬学共用試験(CBT)は、薬剤師教育研究部門が担当しております。 |
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(実務教育研究部門) |
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卒業後、医療、健康保険事業に参画できるようになるために、病院実務実習・薬局実務実習に先立って、4年次に大学内で調剤および製剤、服薬指導などの薬剤師職務に必要な基本的知識、技能、態度を修得する。
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6年制薬学教育の4年次に受験する共用試験は、5年次に病院や薬局での実務実習を行う薬学生が一定基準を上回る知識・技能・態度を備えているかを評価するシステムで、全国の大学で実施されます。
共用試験には、薬剤師としての知識および問題解決能力を評価する客観試験「CBT(シービーティー)」、臨床での技能と態度を評価する客観的臨床能力試験「OSCE(オスキー)」という2種類があり、この試験に合格した薬学生が、病院・薬局の医療現場において、薬剤師の指導・監督のもとに実務実習を行うことができます。 |
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CBT : 知識および問題解決能力を評価する客観試験 |
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CBT(Computers Based Testing)は、コンピューターを用いた試験で、ディスプレイ上の選択問題を順次解答していくものです。
薬学教育モデル・コアカリキュラムと実務実習モデル・コアカリキュラムに基づき、広範にわたる内容から310問が出題されます。
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≪CBT出題分野≫ |
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出 題 分 野 |
出題数 |
基本事項 |
10題 |
物理系薬学 |
30題 |
化学系薬学 |
35題 |
生物系薬学 |
35題 |
衛生薬学 |
40題 |
医療薬学[薬理・薬物治療系] |
60題 |
医療薬学[薬剤系] |
35題 |
医療薬学[情報系] |
15題 |
薬学と社会 |
20題 |
薬学臨床 |
30題 |
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OSCE : 技能・態度を評価する客観的臨床能力試験 |
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OSCE(Objective structured clinical examination)は、技能と態度を評価する試験です。基本的な臨床能力を客観的に評価し、病院や薬局で実習を行う水準にあることを保証します。学生は課題ごとに設置されたステーションと呼ばれる会場を巡り、5分の制限時間内にそれぞれの課題をこなし、評価者による評価を受けます。
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≪OSCE出題分野≫
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領 域 |
課 題 |
患者・来客者対応 |
■ 薬局での患者応対
■ 病棟での初回面談
■ 来局者応対(健康相談) |
薬剤の調製 |
■ 計量調剤(散剤)
■ 計量調剤(水剤)
■ 計量調剤(軟膏剤)
■ 計量調剤(錠剤・外用剤)
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調剤監査 |
■ 調剤薬監査 |
無菌操作の実践 |
■ 手洗いと手袋の着脱
■ 注射剤混合
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情報の提供 |
■ 薬局での薬剤交付
■ 病棟での服薬指導
■ 一般用医薬品の情報提供
■ 疑義照会 |
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【2021年度】 |
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実施日程 |
合格者数 |
合格基準 |
CBT |
本試験 2022年1月6、7、8、9日
追再試験 2022年2月15日 |
267人 |
正答率60%以上 |
OSCE |
本試験 2021年12月11日
再試験 2022年 2月19日 |
270人 |
細目評価70%以上 概略評価5以上 |
共用試験 |
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267人 |
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5年次に病院・薬局の臨床現場で行われるのが「実務実習」です。
薬剤師国家試験の受験資格を得るには、病院11週間、薬局11週間の実務実習を受けることが求められます。
薬学生は、学内で行われる事前学習を受けた後、共用試験(CBT,OSCE)に合格した上で、実務実習に参加し、薬剤師業務を通じて医療現場を経験します。 |
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病院薬剤師の業務と責任を理解し、チーム医療に参画できるようになるために、調剤および製剤、服薬指導などの薬剤師業務に関する基本的知識、技能、態度を修得する。
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薬局の社会的役割と責任を理解し、地域医療に参画できるようになるために、保険調剤、医薬品などの供給・管理、情報提供、健康相談、医療機関や地域との関わりについての基本的な知識、技能、態度を修得する。 |
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