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実験と研究で自らの手を動かし、薬学を深める。星薬で見つけた、自分らしい未来の姿。

東京都立広尾高等学校出身
薬学科5年生 薬品分析化学研究室所属 伊藤直哉さん
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STEP1 入学のきっかけ

高校時代に感じた「化学の楽しさ」から、
実験を楽しみながら成長できる星薬を選択。

私が星薬科大学を選んだのは、高校生の時に化学、特に実験が楽しいと感じたことがきっかけでした。もともと医療に関わる仕事に漠然とした興味があったのですが、具体的な進路を決めるのに迷っていた時、星薬科のオープンキャンパスに参加して、すごく感銘を受けたんです。先輩たちが「ここでは自分の手で実験を進めて、研究を深めていけるんだよ」と話してくれて、その言葉に背中を押されたように感じました。学内の雰囲気も、単なる「アットホーム」という言葉では表しきれないくらい、先生や先輩が親身で、仲間と支え合いながら薬剤師になるという目標に向かって成長していける環境で、「ここなら、自分も充実した学生生活を送れる」と思い、星薬への進学を決めました。

STEP2 入学後の成長

困難な研究に挑戦し続ける中で身についた
「問題解決力」という武器。

星薬科に入学してからまず実感したのは「実験で薬学を探究する楽しさ」です。1、2年生の時は、主に基礎的な授業と実習に取り組みました。座学だけでなく、実際に自分で手を動かして学ぶ機会が多く、実験が好きな私にとってはとても楽しい経験でした。3年生になると、いよいよ研究室に入り、本格的に研究活動が始まりました。私は分析化学研究室に所属し、GAG(グリコサミノグリカン)という体内の糖の研究をしています。GAGは、腎臓障害と深い関係があると言われていて、病気を早期に発見するための臨床マーカーとして応用できる可能性があるんです。自分の研究が医療の現場に役立つかもしれないと考えると、とてもやりがいを感じました。
ただ、実験がうまくいかないことも多く、そのたびに原因を探して、試行錯誤を繰り返す日々でした。ある実験では予想外の結果が出てしまい、その原因を解明するために資料を読み込み、試薬の量を変えるなどして何度も試しました。こうした経験を通じて、ただ結果を求めるだけでなく、プロセス全体を深く理解し問題を解決する力が自然と身についていったと実感しています。

STEP3 病院・薬局実習での学び

現場で学んだ、薬剤師の現場力と
患者さんに寄り添うという重要な役割。

そして、5年生になると、病院や薬局での実務実習が始まりました。実務実習はこれまでの授業や研究室での学びや経験が、実際にどう現場で役立つのかを実感する機会となりました。特に病院実習では、薬剤師の方が患者さんの状態に応じて最適な薬を選び出す過程を見て、研究で培った分析力が臨床現場でも重要な役割を果たしていると感じました。さらに、患者さんとの会話一つをとっても、いくつもの選択肢から最適な言葉を選ぶために知識と経験を最大限に活用することは、研究で最適解を求めることに通じるなと実感しました。そうした患者さんの回復をサポートする場面に立ち会い、退院される際に「ありがとう」と感謝の言葉をいただく薬剤師さんの姿には、この仕事の責任の重さと同時にやりがいを強く感じました。
また薬局実習でも特別な経験がありました。当時話題になっていた薬不足の問題を目の当たりにし、限られた中でどのように最適な薬を提供するか工夫をする薬剤師の姿を知りました。このように現場では、研究と同様に柔軟な対応力が求められることを実感する機会となりました。

STEP4 星薬科の学びから描く未来

星薬での学びと経験を武器に
「病院薬剤師」としての未来を描く。

現在は、病院薬剤師を目指しています。研究で得た知識とスキルを基に、実際の現場で患者さんに寄り添いながら、最適な治療を提供できる薬剤師になりたいと考えています。
これまでの5年間では、先輩方から社会に出てからの実体験を聞く機会が多く、研究職から製薬会社への就職など、卒業後の選択肢は拡がりました。あと一年、薬剤師国家試験の合格に向けてしっかりと学びながら、私にとって一番の道を選びたいと思います。

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