大学の研究力は、国の未来を左右する程に重要なものです。
世界の最先端に届く研究が行われている大学の数が多いほど、医療・薬学の分野でいうと、新しい治療薬や診断法が数多く自国内で生まれるほど、その国は豊かな未来を描けるのです。
本学は、創立者の星一先生が、当時最先端だった西洋の薬を中心としたメディケーションの文化を、日本に根付かせるために星製薬を創業したことにはじまります。
その意思を120年間引き継ぎ、磨き上げ、今でも世界にリーチする研究が数多く行われています。
1.薬理学における「痛み」の研究
脳神経学的なアプローチから痛みの複雑なメカニズムなどを解明しています。
2.世界が注目する「たんぱく質分解創薬」に関する研究
たんぱく質分解のメカニズムを世界で初めて解明し、がんなどの疾患治療に新たな可能性を開くと注目されているこの分野をリードしています。
3.抗体医薬に関する研究
「糖鎖」の人工的な制御によって抗体医薬の機能を改善し、その効果を大幅に向上させる可能性を持っています。
また、本学の研究室は学生を力強く鍛える場となっています。
世界中の誰も知らない科学的発見を目指して研究に没頭する時間は、薬学の深い知識を学ぶだけでなく、永い人生の中で必要となる能力を醸成してくれます。
・実験の計画、実施、結果の分析を通じて養われる「問題解決能力」
・研究成果を他人に伝えるための「プレゼンテーションスキル」
・「科学的思考法」、「情報収集やデータ分析の方法」、「効果的なコミュニケーション技術」など、多様な職業で活躍するための基本的なスキル
本学の学生は、研究者として、薬剤師として、会社員として、多様な分野で活躍しています。
その礎は、研究を通じて学生を鍛える文化にあるのです。