海外留学に憧れがあり、入学前から本プログラムに参加することを決意していました。実際に海外の薬学部の講義を受講し、薬剤師の役割を学ぶことで今後、自身が日本の医療に携わる上で大きな力になると思い参加しました。
糖尿病や甲状腺疾患など内分泌系の疾患に関する講義を受講しました。
化学実習やグループワークも複数回組まれており、プログラムの最後の方では現地の病院の見学やOSCEのような調剤試験を受験しました。
午後も講義がある日は友人と校内の食堂で食べていました。昼食は持参する日もあれば校内で購入する日もありました。
ダブリン市内のお家にホームステイしました。
10月から11月の滞在でしたが最高気温は10〜13℃くらいで想像していたよりも暖かい印象でした。現地の方が「1日で四季を楽しめるよ」とおっしゃるほど天気が変わりやすく晴れていても突然雨が降ったり強風が吹いたりする日がありました。
日本と変わらないくらい治安はとても良かったです。プログラム終了日に暴動は一度ありましたが、かなり珍しいケースだったようです。
自宅でのんびりしたり、街を散策しながら現地で人気のスイーツや紅茶などを楽しんだりして過ごすことが多かったです。
友人とラグビーの試合観戦や学校で開催されるイベントに参加した日もありました。
滞在していた時期がハロウィンやクリスマスマーケット開催の期間と重なっていたため街がとても綺麗でした。
座学の後に必ずグループワークの日が組まれており症例問題に関して話し合ったり、調剤をしたり授業形式が異なっていた一方で、化学実験の内容は本学で行なった基礎実習の実験と共通しており興味深かったです。
現地の3年生と一緒に授業を受けていましたがクラスメイトは全員とても意欲的で現場の薬剤師が登壇するイベントに積極的に参加している姿や、3年生と思えないほど知識量が多く高度な話し合いをしていた姿を見て、自分ももっと頑張らなきゃいけないと大変刺激を受けました。
英語でのコミュニケーションを生かして日本の医療の発展に貢献していきたいです。
1人での海外生活は初めてで体調を崩してしまった期間もありましたが、この1ヶ月半で日本では絶対にできない経験ができたと断言できます。少しでも興味がある方はプログラムへの参加を強くお勧めします。
現地でご指導いただきましたShane Cullinan先生をはじめとするRCSIの先生方や生徒の皆様、本プログラムで多大なるお力添えをいただいた星薬科大学の先生方・職員の阿美様に厚く御礼申し上げます。
元々海外に行くことや英語が好きだったのですが、薬学部はカリキュラム上、留学は難しいと感じていたので諦めていました。しかし、海外研修の制度があることを知り、国際的なキャリアにも興味があったため、滅多にないチャンスだと思い参加しました。
実習というよりも、学校で授業や実験をすることがほとんどで、留学に憧れがあった私がまさに求めていた内容だったので、RCSIを選びました。
MPharmの3年生のEndocrine moduleに参加し、内分泌系の生理、病態などを学びました。星薬や日本の一般的な薬学部とは違って、薬物治療学や機能形態学といった授業ではなく、Endocrine moduleの中で、Theme1: ”The endocrine system and thyroid disorders(内分泌系と甲状腺疾患”、Theme2: “Type 1 diabetes‘1型糖尿病”、Theme3: “Type 2 diabetes”、Theme4: “Adrenal disorders, health promotion(副腎疾患、健康増進)”とテーマが決まっており、テーマに関することを基礎から応用まで、学問の隔たりなく横断的に学ぶという内容でした。
座学に加えて、各自に与えられた処方箋に基づき、調剤のデモンストレーションを行うPerson-centered Care Labや症例や薬物治療について検討や議論を行うIntegrated Case Workshopの授業もありました。調剤では処方箋の監査から始まり、その患者に最適な治療が行われているのかという妥当性の評価、患者(役の先生)へのカウンセリング、(必要であれば)医師への疑義照会という高度な内容でした。
また、Integrated Case Workshopではその時までに学習したことを応用的にアウトプットできる授業となっており、授業が進むにつれて症例が複雑になったり、実際の症例報告を読むこともあり、難しくて大変でした。
加え、ペプチド合成や吸光度測定を応用した血糖値の推定などの実験も行いました。予め試薬が全てセットされていたり、実験助手が大勢いらっしゃったり、実験の環境がとても整っていたので、短い時間の中でも効率的に実験を行うことができました。既に星薬の基礎実習でやったことのある実験もあったので、良い復習になりました。
病院に訪問して、各グループに割り当てられた患者さんについてのカルテで情報収集をした上で、実際に病室に訪問して患者さんとお話をし、発表をするという機会が一度だけありました。手書きの英語のカルテを読み解くことや、患者さんとお話しする際もどのような言い回しがわかりやすく、患者さんにとって良いのかを英語で考えることはとても大変でレベルが高く、自分の英語力不足を感じると同時に、更に語学力を向上させなければ実感しました。
高校生の時に行った短期留学では、食生活で辛い思いをしたので、今回はキャリーケースの半分ほどの量の食品を日本から持っていったのですが、食事が合わないということはありませんでした。かなり円安だったのもあり、節約のために外食はほとんどしませんでした。アイルランドは酪農が盛んなので乳製品が安くて美味しく、特にヨーグルトは世界で一番美味しいと思いました。また、牛肉も安く、ラム肉や七面鳥が必ずスーパーに置いてあったのは日本と異なる点だと思います。ヨーロッパの他の国の食品もたくさん置いてあるので、色々な食べ物に挑戦することができて楽しかったです。
自分で滞在先を探す中で差別を受けたのではないかと感じる瞬間があったり、なかなか連絡が返ってこなかったりと苦労しましたが、ホームステイを探すサイトで声をかけてくださった人の家に滞在させていただきました。ダブリンの中心部からは10kmほど離れていて、自然がとても多かったので田舎出身の私にはとても心地よい場所でした。滞在先には同い年のフランス出身の子がホームステイに来ていたのと、普段は別の国に住んでいるホストマザーの子供たちが帰省していたので、家でも交流ができてとても楽しかったです。
とても雨が多く、傘を使わなかったことがない週もあったほどでした。霧雨のような雨が多かったですが、たまに暴風雨や土砂降りの時もありました。晴れ予報でも急に雨が降ってくることも珍しくなかったです。気温に関しては、ダブリンの10〜11月は東京の12月〜1月くらいで、凍えるほど寒いということはありませんでしたが、朝晩は冷え込むので、現地の人も温かい飲み物を持ち歩いて暖をとっている様子でした。
日本と同じかそれ以上に治安が良いと感じました。スリなどもなく、むしろ親切な人がとても多くて驚きました。アイルランドの人は日本人と同じ感覚を持っているのか、順番待ちの時はきちんと一列に並びますし、パーソナルエリアも広めだと思いました。
留学最終日の夜にダブリンの中心部で大規模なデモと暴動が起こり、少し怖い思いをしましたが、郊外はいつも通りだったので、中心部には近づかないようにして残り時間を過ごしていました。(現地の教員に聞いたら、滅多にこういったことは起こらず稀なこととのことです。)こういったことは、日本ではあまりないことだと思うので、人生経験としては貴重なものになりました。
授業の予習や復習、レポートなどをやりつつ、観光や休息の時間にもしていました。海の近いエリアに滞在していたので、海沿いを散歩するのも楽しかったです。勉強が追いつかなかった時は、土日も空いていたので朝から大学の図書館で勉強し、帰りにショッピングを楽しんだり、充実した休日を過ごすことができました。普段は時差があり難しかったのですが、休日だけ日本にいる友達と電話するのも息抜きになって良かったです。
一人で航空券や滞在先を手配するところからはじめ、この留学に申し込んでいなければ絶対に経験しなかったであろうことをたくさん経験することができました。異国の地に行くことは多少苦労や困難も伴いますが、間違いなく自分のコンフォートゾーンを広げることができますし、考え方が変えることができ、視野も広げることができました。
日本にはない薬を学ぶことももちろんですが、日本でも使われている薬であっても適応が違うことがあり、大変興味深かったです。アイルランドは日本と同じ国民皆保険制度をとっていますが、保険の分類の仕方が日本と違っていて、数もものすごく多く複雑でした。一通り日本で薬学に関することを学び、さらに実務実習を終えた後の留学だったので、アカデミックなことのみならず、実務的なことにも気づくことができました。
国際的なキャリアに興味があるにもかかわらず、自分の英語力が圧倒的に足りていないことを痛感したので、英語の学習にこれまで以上に励んでいきたいです。
今回参加したのは3年生の授業でしたが、3年生とは思えないほどハイレベルな授業があり、驚きました。私は実習を終えた後だったので、臨床的な問題などはすぐに答えがわかることもありましたが、そのような経験がない現地の友人たちも議論を重ねて答えを導出することができており、レベルの違いも痛感しました。世界に視野を広げればハイレベルな人材がたくさんいることを頭の片隅に置いて、もっと精進していきたいです。
留学に行こうかどうか迷っている人がいたら、いろいろ考え込むよりもまずは先にチャレンジしてみてください。私も行く前はいろいろと不安がありましたが、行けば意外と乗り越えられます。何事もまずはやってみることが大事で、やってみないとわからないこともたくさんあります。興味や好奇心は自分を一回り大きくさせるきっかけになると思っているので、この留学プログラムを有効活用してもらえたら、経験者としてもとても嬉しく思います。
今回の留学をサポートしてくださった星薬とRCSIの先生および職員の皆様に厚く御礼申し上げます。
大学1年生の時に留学制度があることを知りました。大学生になってから将来のために英語を勉強している中で、一つの目標として留学への参加をモチベーションとしていました。
座学や講義など時間割に沿った授業はなく、現地大学の研究室の一員として、ある実験プロジェクトの一部を任されるといった形でした。自分で1日に行う実験の予定を決めて終了した時点で帰宅していました。
とにかく物価が高かったので、バゲット、加工肉、野菜果物、割引の既製品などをまとめ買いして、一週間から十日かけて食べきることで安く済ませていました。朝食はシリアル、昼食は自分で作ったサンドイッチ、夕食は既製品や買った食材を組み合わせていました。金銭面の負担を考慮し、自分は外食は全くしませんでした。
大学から徒歩15分程度の学生向けのアパートに滞在しました。大学まで徒歩15分で行けるのは便利でした。なお、事前情報とは違う点がありましたが、受付に相談することで解決することができました。
私が滞在した期間は20年以上ぶりの大雨でしたが、例年も雨が多いらしいです。6月からの2か月間でしたが、最高気温は大体20℃前後で雨が降るとより冷えるといった感じでした。晴れている日は長袖でも半袖でも過ごしやすかったです。
夜の9時を回ってから外を歩くこともありましたが、私は治安の悪さを感じることはなかったです。
滞在地の周囲を散策することが多かったです。ダブリンは小さい町ですがただ散歩するだけでもヨーロッパの街並みなど雰囲気を感じられてよかったです。他に一回ロンドンへ日帰りで観光に行きました。安ければ往復の航空券が6000円ほどでとれます。
海外での長期滞在や一人暮らしなどの経験が全くなかったので、8週間の滞在で経験した全てのことが新鮮で新しい発見があることでした。海外に長期滞在するイメージや、生活する上でのコツなどを少しでも知り、体験することができたのが良かったと思います。
今回、異国の地で8週間研究チームの一員として貢献したということを自信にして、今後も自分が経験していないことに対しても自信をもって挑戦したいと思っています。
私を送り出してくださった日本の皆様、受け入れて下さったアイルランドの皆様に厚く感謝申し上げます。
高校1年で留学し自分にとってとても貴重な経験になったため大学でも留学したいと考えていたところ、本学で交換留学プログラムを実施していることを知り、参加を希望しました。
卒業した後でも、自分でもしくは会社から留学に行くことは可能です。しかし、学生のうちにこのような国際交流を経験しておくことは、今後社会に出てから国際感覚を磨く上で役に立つと思います。また、本プログラムでは通常の留学では経験できないであろう海外の研究教育現場に触れるという貴重な経験ができます。普段とは違った環境・内容の研究に触れることでより広い視野得るという目的をもって参加しました。
2か月間、研究室に所属し早期乳がんのサインである微小石灰化の研究を行いました。
アイルランドやイタリア、アメリカから来ている仲間と研究を進めました。
昼食は大学の学食で研究室の仲間と食べていました。学食は日替わりでメニューが変わりますが、ポテトは必ず付いてきます。夜は大学の近くで外食もしくはお店で買ったものをテイクアウトして部屋で食べていました。
大学の周辺にはパブも多く、夜はとても賑わっています。
The Loom, Dublin (Cork Street, Dublin 8, D08 P772)
11~19℃くらいで、朝と夜は肌寒いです。また、3日に1回くらいのペースで雨が降ります。
暗くなってから路地裏とかに行かなければ安全だと思います。夜であっても大学周辺は人通りが多く、怖い思いをしたことはなかったです。
電車に乗って、モハーの断崖やゴールウェーなどのアイルランドにある観光スポットに行きました。また、ヨーロッパへのアクセスがいいのでイギリスやフランス、イタリアに出かけたりもしました。
大学の生徒や先生は出身国が様々で、多くの知識や経験を得られると思います。
研究に熱心な大学院生やポストドクターと一緒に研究を行う中で、自分で考え行動する場面が多く、主体性を高めることができたと感じています。また、様々な国から来ている人と話すことで、価値観や考え方の違いを学び、多様性を尊重する大切さを改めて実感しました。
大学内の他の研究室も実際に見ることができ、日本との類似点や相違点を学ぶことができました。
今後は、英語特にスピーキングを活かして仕事をしたいと考えています。また、今回の留学を通して高めることができた主体性を今後の学生生活や仕事で活かしていきたいと思います。具体的には、何事にも受け身ではなく自ら目的や課題を設定して、その実現のために考え行動し、結果に責任を持って取り組みたいと思います。
留学に少しでも興味のある方、特に研究に興味がある・好きな方はおすすめです。海外の研究教育現場に触れる機会はこの先なかなかないと思うので、迷ってる方はぜひ参加してみてください。
このような大変貴重な機会をいただきました、RCSI Sudipto先生、薬物治療学研究室 池田先生をはじめとした両大学の先生方、そしてRCSIの学生の皆様に厚く御礼申し上げます。