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受賞情報等
2023.04.03

小幡誉子教授(製剤設計学研究室)らの研究グループが発表した論文が、『Chemical and Pharmaceutical Bulletin』(日本薬学会発行)の2023年4月号の“おすすめ記事”に選出されました

製剤設計学研究室の小幡誉子教授らの研究グループが発表した論文が、『Chemical and Pharmaceutical Bulletin』(日本薬学会発行)の2023年4月号の“おすすめ記事”に選出されました。

研究成果の概要
ジスルフィラム (DSF) は、アルコール依存症治療のため古くから経口投与で臨床的に使用されています。近年の研究により、DSFの抗腫瘍活性が明らかになりました。そこで、がん治療のためのDSF経皮送達システムの開発を検討しました。DSF自体は皮膚透過性が小さいため、オレイン酸(OA)とTween 80をDSFと同時に適用することで、DSF の皮膚透過性を高めることに成功しました。OAにより皮膚表面の角層細胞間脂質の炭化水素鎖の運動性が大きくなり、また、Tween 80 によりDSF の製剤中での溶解度が増加しました。これらの相乗効果によりDSFの皮膚透過性が向上したことがわかりました。

<論文名>
Effects and Mode of Action of Oleic Acid and Tween 80 on Skin Permeation of Disulfiram

<掲載媒体>
『Chemical and Pharmaceutical Bulletin』(日本薬学会発行)
DOI: 10.1248/cpb.c22-00821
URL:https://www.jstage.jst.go.jp/browse/cpb/-char/ja
      https://www.jstage.jst.go.jp/article/cpb/71/4/71_c22-00821/_article/-char/ja

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