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研究
2026.08.06

野村幸世教授らの研究グループが研究成果を発表しました

大阪医科薬科大学の河野恵美子助教および東京大学の野村幸世特任教授(星薬科大学医療薬学研究室 教授)らの研究グループは、日本の外科手術の95%以上が登録されているNational Clinical Database(NCD)のデータを用いて、幽門側胃切除術および低位前方切除術を対象に、ロボット支援手術,腹腔鏡手術,開腹手術それぞれにおける外科医1人あたりの執刀数を、経験年数別・男女別に解析しました。
その結果、開腹手術や腹腔鏡手術では執刀機会の男女格差は改善傾向がみられた一方、ロボット支援手術では男性外科医で執刀数が増加するのに対し、女性外科医では同様の増加傾向は認められませんでした。特に経験年数の増加とともに男女差が拡大する傾向がみられ、新規術式導入時における修練機会の偏在が示唆されました。
この研究成果は2026年8月4日(現地時間)に米国の学術誌「Surgery」にオンライン掲載されました。

 

【研究のポイント】

  • 日本消化器外科学会 による National Clinical Database を用いた全国規模研究において、ロボット支援手術導入初期における男女外科医の執刀数の差を調査しました。対象は幽門側胃切除術および低位前方切除術で、術式別・経験年数別に外科医1人あたりの執刀数を比較しました。
  • 男性外科医では経験年数の増加とともにロボット支援手術の執刀数が増加した一方、女性外科医では同様の増加傾向は認められませんでした。男女差は医師免許取得後約10年前後から拡大し、新規術式導入期において女性外科医への執刀機会配分が十分ではない可能性が示されました。
  • ロボット支援手術は今後の消化器外科診療における中心的技術の一つであり、導入初期における教育・執刀機会の偏在は、将来的なキャリア形成や指導的立場への到達にも影響を及ぼす可能性があります。持続可能な外科医療体制の構築に向け、公平な修練機会確保の重要性が示唆されました。

 

詳細は大阪医科薬科大学のプレスリリースをご覧ください。

大阪医科薬科大学

プレスリリース本文

 

 

 

 

 

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