東京大学アイソトープ総合センターの野村幸世特任教授(星薬科大学 医療薬学研究室教授)らと、JCRフ ァーマ株式会社の今川究ユニット長、東北大学金属材料研究所の吉野将生特任准教授、理化学 研究所仁科加速器科学研究センターの羽場宏光室長らは、胃がん腹膜播種に対してα線を使った新たな治療法を開発しました。
【発表のポイント】
◆胃がんが腹膜に転移する「腹膜播種」は、治療が難しく予後にも大きな影響を及ぼす重篤な病態です。
◆今回、歯から得られる「歯髄由来幹細胞」に放射性同位元素アスタチン-211 を取り込ませ、がん細胞を選択的に攻撃する新しい治療法の開発に成功しました。
◆本研究成果は、胃がん腹膜播種治療の新たな選択肢となる可能性を示しています。
【学会情報】
学会名:第 63 回日本癌治療学会学術集会
題 名:腹膜播種に対するNIS発現歯髄細胞と短寿命 α 線放出核種 At-211 を用いた内照射療法の検討
詳細は東京大学のプレスリリース本文をご確認ください。
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